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常識を打ち破る、花柄やリボンの「ふくさ」のネットショップ、 「これが言いたかった!」と評判の文章とイラストで作る手書きチラシ。 実働3時間。3兄弟の子育てと仕事に奮闘する熊田さんの実態に迫ります!

 

 Q:まずはざっくりと仕事の内容から…

A:一応今は「おしゃれなふくさ専門店choco*t」の運営がメインです。

リバティプリントや ダマスク柄などのプリント生地をメインに使用したふくさを制作し、ネットショップで販売 しています。

ふくさ専門店として始めてから2年半ほど、ネットショップは1年になりま す。

もともと一人でやっていたのですが、今は制作はスタッフにほぼ任せています。

事務作業 も、徐々にスタッフへ移行しているところです。

この事業の目的は二つあります。

一つは、日本の「ふくさ」文化を若い世代にも伝えていくこと。従来のふくさと違い、洋服 に会うことをコンセプトにして、普段使いもしたくなるファッション性を重視しています。 まずは「ふくさ」を知ってもらう、ふくさの入門編みたいな位置付けでやっています。

二つ目は、短時間労働が可能な職場を作ることです。スタッフは週に1回3時間ほどの勤務 と内職のみです。 これで効率良くネットショップを回していくことをめざしています。 これなら幼稚園ママも働けるよね、っていうのを実践するための一つのモデルケースです。

この仕事だけでもよかったんですけど、スタッフが頑張ってくれると私の仕事なくなるんで すよね(笑)。 だから、私は周りからの評価が高かったことを、他のお店や個人事業主向けに提供していま す。それが、手書き販促物の制作と、ライティングです。 「見せ方がうまい」ってよく褒めてもらったからなんですけど。 いい商品やサービスも、伝えたい人に伝わらないと意味がないですよね。

そこを私がお手伝 いしています。 とはいえ、私はデザイナーではないので、いろんなプロの方と共同で。 例えば、手書きチラシを私が書いて、その中のイラストやテキストを使ってデザイナーさん が名刺を制作するとかですね。 これが結構好評で口コミで仕事をいただいている状況です。 「熊田さんって本業何??」って聞かれることもあるんですけど、最近それでもいいかなと 思っています。

「本業はさておき、熊田さんと一緒に仕事したい」って指名してもらえるのが一番嬉しいで すね。私という個人の能力をトータルで見て、仕事をふってもらえてるわけですから。 ほんとは専門家っていうのに憧れてきたんです。 それこそデザイナーとか、作家とか。 でも、私はそういう一つに突出した才能があるわけじゃないと、いい意味で諦めがつきまし て。

「見せ方がうまい」とか、文章がいいとか、アイデアがいいって褒めてもらえるんだから、 そこを使って他のプロの人と一緒に仕事ができるならいいのかなと。

 

Q:どうして起業という形をとったんですか?

A:ぶっちゃけ働きたかっただけです。

企業に勤めるのもよかったんですが、子どもが小さ かったり幼稚園通いだったので、難しいなと思ったんです。で、やれることからやろうと思 って起業しました。 あんまり色々考えたわけじゃないんです。

働けるところがないけど、このまま未経験で年齢だけ重ねたら働くところがなくなる。じゃ あ、やれることやってみてダメだったらその時勤めに出たらいいやと、そんな軽い感じで す。 でも、趣味じゃなくて仕事をしたかったから、開業届はきっちり出しました。自分への約束 と、周りへの意思表示です。「仕事をするぞ」って。

 

Q:お子さんはまだ幼稚園と小学生ですよね。1日のスケジュールってどんな感じなんですか?

A:仕事時間は三男が幼稚園に行っている間ですね。早起きして仕事をすることもあります が、逆に全然やらない日もあるので、平均すると実働3時間ってところです。 ただ、歩いている時でも、お皿を洗っている時でも仕事のことを考えてますね。笑。 あとは、専業主婦の人とほとんど同じような1日を送っていると思います。

【仕事をする日の1日のスケジュール】

6:00 起床 メールチェック
6:30 子どもたちが順に起きる
7:00  朝ごはん 夫起床・朝ごはん。その隙に私も身支度。
7:40 長男次男、小学校へ登校
8:00 夫出勤
8:40 幼稚園へ送り(徒歩15分ほど)
9:15 帰宅 仕事タイム(自宅作業、出かけて打ち合わせなどもあり)
14:00 幼稚園お迎え、そのまま公園へ寄って帰宅
14:50 長男次男が帰宅、おやつ、宿題、習い事送迎など。
合間に買い物や掃除洗濯などの家事。
ネットショップ配送分の集荷が来るので渡す。
18:00 晩御飯の準備
18:30 子どもたち晩御飯
19:30 お風呂の用意、部屋の片付け、洗濯物片付けなど
20:00 子どもたちをお風呂に入れる
21:00 子どもたち寝付かせ(寝落ちすることも多々)
22:00 一旦休憩して、夫の晩御飯の準備
23:00 夫帰宅 晩御飯。その後まったりする。
00:30頃 就寝

 

Q:電子書籍のタイトルにもあるように「おうちオフィス」ということで自宅で仕事をされているんですよね。オンオフの切り替えをするコツってありますか?

A:子どもがいるときだったら「ママ今から30分仕事するからー」と宣言。 いない時なら、基本的にすぐに仕事モードになれます。なにせ、いつも頭の中は仕事のこと 考えてます。好きなんですよね、仕事。

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Q:子育てと仕事とを両立させるコツってありますか?

A:それがあれば教えて欲しいくらいですが…(笑)。少なくとも、「両立できている」と いう状態って人それぞれ違います。家事も育児も完璧にできた上で仕事をするのが両立って いう人もいれば、家事は外部サービスで育児は保育園や学童を利用した上で仕事をするのを 両立っていう人もいます。どれが正解ってないですよね。自分がどうありたいか、そのため にどうするかってことが重要かなと思います。

 

Q:そうやって、仕事をすることのメリットって何ですか?お給料以外だと。

A:うーん、私は仕事が好きだからやりたいだけなのかもしれないです。自分がやったこと が、社会的に評価されるのが好きなんです。誰かの役に立つとか。 あとは、昔、学生の時に先生から「あなたたちは税金で勉強しているんだから、ちゃんと社 会に還元しないとだめよ」って言われたんです。その言葉がずっと残っていて、学んで手に 入れたスキルはどうにかして社会で役立てたいと思っています。 うーん、結局のところ自己満足ですね。笑。

 

Q:今の仕事を始めたことに対して、家族の反応はどうですか?反対はされませんでしたか?

A:どうだろう…めっちゃ賛成!ってわけじゃないですね。間違いなく家族にしわ寄せはく るので。でも、仕事の繋がりのおかげで、子どもたちもいろんな体験ができたり、友達が増 えたとかもあるので、いい思いもしてるかなと思います。 夫に言われたのは、体を壊さないようにすることと、家事と育児を放棄しないことでしょう か。普通なら趣味に使うような時間を私は仕事に当てているという感じです。そのバランス が崩れなければいいというスタンスかもしれません。 私もそのバランスで納得してます。なにせ、うちは夫の方が仕事できる人なので、本人が仕 事に打ち込めるようにサポートできた方がいいかなと思っています。 夫は仕事8割:家庭2割、私はその逆ぐらいでいいんじゃないかなと。 心配もしつつ、応援してくれていると思います。2年ほど前にコンテストに出た時も最前列 で見てくれてたので(笑)。

 

Q:ここまで3年間やってこられて、これからどういう方向に向かわれますか?例えば2年後ってどんな感じでしょうか。

A:仕事への時間のかけ方ということでいうと、2年後はまだ三男が幼稚園児なので、今と 変わらないですね。1日3時間くらいだけ、がつっと働いてあとは頭の中だけで色々考えて いるんじゃないかと。 業務については、ちょうど今、過渡期なんですね。ネットショップを一人でやっていたとこ ろから、私の手から離れようとしています。だから、2年後は、ネットショップは私以外の 人が中心にやってくれていて、私は今以上に書いたり喋ったりする仕事が多くなってると思 います。気持ちをアウトプットしていく仕事がメイン、これが2年後の姿かな。

 

♦起業データ♦

必要なスキルは?

資格は特になし。 ふくさを作る縫製技術、ネットショップ運営のための基本的なITスキルは必須。 手書き販促物やライティングについては、子どもの頃からの得意分野。文章力と構成力が必 要だと思います。

起業準備の方法

特になし。起業して、試行錯誤しながら今の形にたどりつきました。取り組んだけどやめた 仕事も色々あります。そもそも、起業した時には「ファブリックパネルのレッスンと販売」 でしたから。笑。

資金の捻出はどこから?

夫に5万円貸してもらいました(へそくりもなかったので…笑)

お給料の目安

起業する時に決めた目安が「1日4時間、週5日パート勤めするよりお給料がもらえるこ と」。一応これはクリアしているので、この働き方を続けています。

 

♦プロフィール

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熊田美佐 choco*t代表
おしゃれなふくさ専門店choco*tの運営
(制作、ネットショップ販売)

現在は、手書きチラシや店頭ポップなどの制作、
ウェブページのライティング、
コラム記事、執筆などに力を入れている。

また、ママ起業について商工会議所などでセミナー実績あり。

著書『ママの「働きたい」を叶える通勤0分おうちオフィス』
(中村佳子との共著)は AmazonKindle総合1位獲得。

働くママのコンテスト「PowerWomenConetest2013」西宮代表、 企業賞受賞。

fmGIG「にじかけラジオ」パーソナリティ。

プライベートでは、小学3年、1年、年少の3人の男の子のママ。

公式ホームページ http://misakumada.com

ネットショップ http://www.fukusashop.com/smp/

アメブロ http://s.ameblo.jp/misa-chocot/

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